再同意の時に必要な施術報告書ってどうやって書けばいいんや?
と疑問に思った方も多いと思います
私も現在個人で出張届けのみで鍼灸院を開いていますがどう書いたらいいか分からず迷っていた時期があります
迷っていた中で保険者さんや周りの先生に確認して自分なりにある程度どうしたらいいのか分かってきたので鍼灸の施術報告書の書き方をお伝えします
※今回はお医者様、保険者さんに提出するための施術報告書のお話になります
ケアマネジャー様に提出するものとは別になるのでご注意ください
施術報告書
これが施術報告書です
提出するタイミングは再同意の時
私の場合は原本をお医者様に、コピーしたものを保険者さんにレセプトと一緒に送付するようにしています
再同意の際は患者さんに鍼灸保険の再同意の用紙とこの施術報告書をお渡しして病院に行ってもらっています
ダウンロードは厚生労働省のホームページからできるようになっていますが
こちらにも同じものを載せておきますので良ければこちらからダウンロードできます
施術報告書の記入例
全然ちゃんと書いてないやん!
そうなんです。ポイントは余計なことを書かないことです!
施術報告書は余計なことを書きすぎるとその内容によって保険者さんからつっこまれることがあります
ですので極力シンプルに記入することが大事です
でもそれだったら同意をいただいている先生にちゃんとした情報を伝えられないし大丈夫?
そのようにもっときちんと情報を伝えたい場合は別の用紙にきちんとした情報を記入し、お渡ししましょう!
詳しく記入したければ別紙に!
鍼灸師あるあるとして
・お医者さんにきちんとしてると思われたい・・・
・こいつやるなと思われたい・・・
私もそうなのですが、そのような思いがあると思います。
そうすると施術報告書に〇〇テストで陽性やROMが〇度改善などと色々記入したくなってしまうのですがそのような場合は施術報告書はシンプルにしておいて別紙に詳しい状態を記入するようにしましょう
先ほども書きましたが施術報告書は保険者さんにも提出するためあまり詳しいことを書いてしまうと保険者さんに突っ込まれる可能性が出てきます
では、ここからは各項目について解説していきます!
患者氏名や生年月日、ご自身の院の情報はそのまま記入するだけです
施術の内容・頻度
施術の内容・頻度に関してはこちらの様に週に何回ほど施術しているかと施術の簡単な内容で十分です
電療料も算定している場合は電気はり治療など電気を使っている旨も記入しておいた方が無難です
ここで施術の内容を細かく記入してしまい、鍼灸保険の適用範囲外と保険者さんが判断した場合保険者さんに突っ込まれる可能性があります
患者の状態・経過
この患者の状態・経過欄は1つだけ記入する際のポイントがあります
それをお伝えするにはまずこの鍼灸保険が扱う健康保険と介護保険の違いが分かっていることが大切です
みなさん健康保険と介護保険の大きな違いって分かりますか?
知らんわ。。。興味もないわ。。。はよ教え
まあ、そういわんと・・・
大きな違いとして
健康保険=患者さんの状態を良くするために使う
介護保険=患者さんの状態を維持するために使う
という違いがあります。つまり健康保険を使用している以上必ず患者さんの状態は良くならなければいけません
鍼灸保険は患者さんの健康保険を使うわけですから
この患者の状態・経過の部分には良くなっていますという内容を書いておくことが必要になります
正直患者さんの状態全然変わってない場合はどうしたらいいの?
そう言われる先生もいらっしゃるかもしれませんが私たちプロの鍼灸師が施術をして
まったく何も変化がないといったことはないはずです
例えば施術後は関節の可動域が少し良くなるとか痛みが少し楽になるとか
そういったことを記入すれば大丈夫です
特記すべき事項
ここも変に突っ込まれないように「特になし」としておくのが無難です
どうしてもお医者様にお伝えしておきたいこのがある場合は別紙に記入してお渡ししましょう
レセプト請求の際請求を忘れないように
こちらの施術報告書はレセプト請求の際1部300円の請求をすることができます
(料金は令和2年4月現在)
再同意した月の請求時に上記の施術報告書交付料のところに300円と記入しておくことを忘れないようにしておきましょう
私の場合は請求した際に施術報告書のコピーを一緒に送付しています
せっかくひと手間かかって請求もできるのにやらないともったいない!
レセプトの書き方もこちらに記事にしたので良ければ参考にしてください
まとめ
鍼灸施術報告書を記入する際のポイントは3つ
・とにかくシンプルに!
・必ず良くなっていることを書いておく
・詳しくお医者様に伝えたい場合は別紙に記入
この3つのポイントを守るだけで超簡単に記入できます
半年に一回のことなのでサクッと書いて提出しちゃいましょう!
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