
この前初めて整骨院に行ったら何かわからない用紙にサインを求められた

毎月月初めに白紙の用紙にサインしているけどホントに大丈夫?
整骨院に通っている方は必ずこちらにサインをお願いしますといった形で何かわからない用紙にサインを求められることがあると思います
これって本当にサインしていいの?不正請求とかしてないの?
そもそもこの用紙は何に使うの?
きちんと説明されている整骨院の先生が多いと思いますが中には説明を受けていない患者さんもいらっしゃると思います
今回は鍼灸整骨院に6年間勤務した私がこの用紙についてお話します
サインをしている用紙は何なのか?

整骨院側が患者さんにサインを求める用紙はこちらになります
この用紙は柔道整復施術療養費支給申請書といい整骨院側はこの用紙に患者さんの状態を記入し、毎月末に保険者さんにお金を請求します
この用紙に患者さんのサインがなかった場合整骨院側はお金の請求ができなくなってしまうために毎月1回患者さんにサインをお願いしているというのが現状です

ちなみにサインの際に「ご主人様のお名前でお願いします」などと言われる場合もあるかと思います
これはサインをいただく氏名が世帯主の名前でいただく決まりになっているからです
何でこの用紙にサインが必要なのか?
では何故この用紙に患者さんのサインが必要になるのでしょうか?
みなさん整骨院で施術を受ける際は健康保険証を提示して3割負担など一部負担金を支払っている方がほとんどだと思います
が、実はこのやり方実は本来の整骨院の支払い方ではありません

こちらが整骨院の本来の支払い方になります(これを償還払いと言います)
患者さんはまず整骨院に3割ではなく10割の料金をお支払いしてその領収書を整骨院から貰います
そして患者さん自身がご自身の健康保険に負担金の返金を請求します
その後健康保険から患者さんに7割分の返金があり、実質患者さんのご負担は3割になるといった形が本来の形です
つまり本来の形では毎月患者さんが自分で健康保険に料金を請求してもらわないといけません

毎回この支払い方でよろしいでしょうか?

めんどくさーーーーーい!!!!
という方がめちゃくちゃ多いので国は患者さんがもっと施術を受けやすいようにしてくれています
それがこちら

患者さんの負担を減らすために国が考えた方法がこちら
患者さんの代わりに整骨院が健康保険に請求を行うという方法です
現在ほとんどの患者さんがこちらの方法を利用していらっしゃるのではないでしょうか?
この方法を受領委任といいます
ここで先ほどのサインが大事になる!
この受領委任を行う際に私の代わりに請求しても良いですよという患者さんの同意が必要になるのですがその同意の証明になるのが患者さんからのサインになります

だからサインが必要なのね
ということなのですがここまできちんと説明している整骨院は少ないので知らない方がほとんどだと思います
白紙の用紙にサインを求められるのは大丈夫?
この用紙にサインする際に白紙の用紙にサインをしている方が多いのではないでしょうか?

白紙の用紙にサインをするのはあまりいい気がしないんだけど・・・
実はこの用紙特例として白紙のままサインを頂いても良いとされています
何故かと言うと患者さんが整骨院に途中で来なくなる可能性があるからです
来なくなる理由としては調査によると何となくが一番多いとされているのですが
場合によっては患者様がお亡くなりになってしまったり入院されたりしてしまうケースがあるため
ですので月初に白紙の状態でサインを頂くということが特例として認められています

ただ、本来は月の最後に記入してある全てを患者さんに確認していただき、サインをもらうのが理想です

制度的にはOKとはいえ、ちゃんと請求されてるか不安だわ・・・
通ってる整骨院が不正請求してないかチェックできないの?
ちゃんと請求されているかどうかはチェックできます!
整骨院に通っていると保険者さんから〇〇整骨院に何円支払いましたという内容のはがきや回答書という確認の書類が封筒で来ることがあります

こちらの金額が明らかに違う場合は請求金額が多い可能性がありますので
一度整骨院の先生に確認してみましょう
まとめ
整骨院側からサインを求められる用紙は患者様の代わりに整骨院が請求しますよという書類になります
この用紙は白紙の用紙にサインをすることが認められています
ただその場合整骨院側が不正に多くの金額を請求することができてしまうので
患者さんが請求がきちんとされているかチェックすることが大切です
方法は保険者から送られてくる書類をきちんと確認すること
せっかく通っている整骨院ですからお互いが気持ちよく通うためにも請求がきちんとされているか患者さん側もきちんと確認されることをオススメします!
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