鍼灸マッサージ師には大きな問題があります
それが同意書問題
自費施術だけでやっていける先生はいいですが私のような技術が大したことのない弱小鍼灸師は保険が使えないと正直食っていけません
この同意書がお医者様から頂けずに悩んでいる先生を山ほど見てきました
しかし同意書が貰えずに悩んでいる先生方の話を聞いているとある共通点がありました
それは同意書のお願いの際誰もお医者様に直接会っていないということです
今回の話は同意書ほしけりゃお医者様に会いに行け!
ただそれだけの話です
同意書が貰えない本当の理由
患者さんだけでお医者様に同意書発行のお願いに行ってもらった場合よくある断り文句として
医師会が同意書の発行をするなと言っているからダメ
というものがあります
そう言われると患者さん側からしたら仕方ないと納得しますよね
そして先生側からしても自分のせいじゃないから断りやすいのです
でも本当に医師会はそんなこと言ってるの?
でも実際のところはどうなのでしょうか?気になって
私の知り合いのお医者様に聞いたところ医師会は鍼灸の同意書発行ダメとは言っていないそうです
(本当にそのようなことを言っていたら実際に発行されることはありえないはず
むしろ逆に鍼灸保険の療養費は年々増えています)
医師会が言ってくるのは来院がないのにOKするいわゆる口頭同意はダメとか
投薬治療などを行った形跡がないのに同意書を発行するのはダメということを言ってきているようです
本来鍼灸保険は投薬治療などで良くならない痛みに使われるものなので当たり前といえば当たり前の話ですね
お医者様は全員医師会に入っていない!?
そもそもお医者様は絶対に医師会入らないといけないわけではないのはご存じでしょうか?
2014年のデータですが
こちらによると医師会に加入していない先生は全国の4割
45歳未満の医師先生に関しては6割の先生が医師会に加入していないということになっています
ですので医師会のせいにして断るというのはお医者様の都合のいい言い訳なんです
では同意書を発行したくない本当の理由は何なのでしょうか?
先生側からしたら・・・
もしあなたがお医者様でいきなり患者さんから同意書を書いてほしいと言われたらどう思うでしょうか?
もし私がお医者様だったらこう思います
「いきなり何やねん。そもそも誰やねん!こんなんで変な責任取りたくないわ」
普通こうなりますよね
でも意外と鍼灸マッサージの先生はこのようなことをやっているのです
鍼灸保険に関しては同意をいただいたお医者様が責任をとることはありませんが
(鍼灸保険同意書の裏面にも記載があります)
お医者様はそんなこと知りませんから誰かもわからない奴にリスクをしょってサインをするのが嫌なのです
これがお医者様が同意書を断る本当の理由
ですからそのお医者様の不安を払しょくしてあげることが同意書発行の1番の近道です
とにかく会いに行く
どうせダメなら直接会いに行こうと思った私は
患者さんと一緒に受診の際にお医者様に直接お願いするようにしました
たったそれだけでそれまでは全然ダメだった同意書取得率が倍ぐらいに上昇しました
30%位だったのが60%位になった感覚です
開業当初は時間が余っている先生も多いと思うのでぜひ患者さんと一緒にお願いしに行ってください
お医者さんにお願いする時のポイント
私がお願いしに行った時のポイントはシンプルに
・患者さんのためにどうかよろしくお願いします
ということをひたすらお願いする
・経過報告をすることを伝える
この2点だけを徹底的に意識していました
ひたすらお願い
鍼灸師の先生は腰痛で鍼治療をすることで血流改善しうんぬん・・・・
など理屈を語りがちですがそこをぐっと耐えて
一度治療させていただいてすごく喜んでくださっています。何とか続けれるよう患者さんのためにお願いできないでしょうかとひたすら頭を下げてお願いしました
そうするとお医者様も人間なので直接お願いされると断りづらいのか結構な確率で同意書を書いてくれました
お医者様にお願いするときは情に訴えとにかく頭を下げてお願いしましょう
ホンマにあかんかったら土下座しても良いと思います
経過報告のお約束
そして意外とやってない先生が多いのがこの経過報告
よくあるパターンとして同意と再同意の際だけお願いするという先生
これももしあなたがお医者様だったらどうでしょうか?
こいつ都合のいい時だけお願いにきやがって
と思いませんか?
ですので毎月1回お医者様に経過報告のお約束をして報告を行っています
報告の方法はお医者様に直接対面か郵送どちらが良いか聞いてから報告しています
経過報告ことで接触回数が増えお医者様からの信頼も築けるのでおススメです
お医者様と知り合いになると楽
毎回患者さんのかかりつけ医にお願いするのもいいのですが直接会いに行っても同意書を発行してくれない場合もあります
そのような場合は困ったときにお願いできる先生が一人でもいらっしゃると精神的にとても楽になります
私がコネ0から営業せずにお医者様と知り合った方法はこちら
私も今は同意書をお願いできる先生がいるので
最悪ダメでもいいやと余裕をもって患者さんのかかりつけ医へお願いに行くことができます
ケアマネさんに営業に行くのも良いですがぜひお医者様との接触も意識的に行ってみてください
まとめ
鍼灸マッサージ師永遠の課題同意書問題
ですが発行してくださるお医者様も人間です
私たちと基本的な感覚は変わりません
ですので当たり前のことを当たり前にすれば意外とすんなり書いてくれたりします
同意書で悩んでいる先生はまずお医者様に対して当たり前のことを出来ているか
どうしたらお医者様が喜んでくれるかということを意識して行動していくとそれだけで意外とすんなり書いてくれたりしますよ
今回の話を参考にまたいい方法があれば私にもぜひ教えてください!
コメント
鍼灸師の人ってなんで先生って言うの?
医者でもないのに・・・
事務所に電話しても事務の人は「何々先生は今出掛けてます」
常識的に呼び捨てじゃぁないでしょうか・・・
聞くとむずむずする・・・
コメントありがとうございます!確かに先生と呼んでいただくことが多いですね・・・
電話対応の際はおっしゃる通り呼び捨てにするべきだと私も思います